SDGsに関する取り組み
2023年07月31日
ハヤシユナイテッドグループは、三重県SDGs推進パートナーに登録されるとともに、中小企業版SBT認定を取得しました。
【三重県SDGs推進パートナー】
ハヤシユナイテッドグループ3社(林建材・西口建工・松阪とうみや)は、2023年7月19日に、三重県SDGs推進パートナーに登録されました。
≪三重県SDGs推進パートナー登録制度≫
三重県内における企業や団体のSDGsに向けた取組を見える化し、県が後押しすることで、 持続可能な社会の実現に向けた取組を広げていくことを目的とした制度です。
≪SDGs達成に向けた経営方針と目指す姿≫
「お客様起点の発想で考え行動すること」を経営理念に、社会生活の基盤を支える建設業 者様へ良質な商品を提供することで地元の街づくりに貢献します。 また、仕事を通して人間性の向上を目指し、全社員の物心両面の幸福を追求します。
【フライアッシュ導入】
約50年の歴史を誇る林建材の生コン工場では、2021年4月から環境にやさしいサスティナブルな“フライアッシュ”の導入を開始しました。
フライアッシュをセメントの代わりに約15%使用することで、二酸化炭素の削減につながり、環境問題の改善にも貢献しています。工場内には専用サイロも設置しており、常時フライアッシュコンクリートを出荷できる体制を整えています。 林建材では、持続可能な社会の実現を目指すSDGsに賛同し、さまざまな取り組みを進めています。
≪フライアッシュとは≫
石炭火力発電所で発生する石炭灰のうち、電気集じん機により捕集された微粉末の灰がフライアッシュです。 以前は産業廃棄物として処理されていましたが、生コンクリートに混ぜることで再利用が可能となりました。
≪CO²削減で循環型社会に貢献≫
林建材の生コン工場ではこのフライアッシュをセメントの代わりに約15%使用。これにより、普通ポルトランドセメントに比べると、約7%の二酸化炭素の削減につながっています。環境にも優しいSDGs商品「フライアッシュ コンクリート」は資源の有効利用にもつながり、今後、ますます需要が高まると予想されます。
■材料のCO2排出量インベントリデータ
≪フライアッシュを使用したコンクリートの特長≫
- 長期強度が増進
- アルカリシリカ反応の抑制
- 水密性の向上
- ワーカビリティーの向上
- 乾燥収縮の減少
- 水和発熱の低減
- 化学抵抗性の向上
- 単位水量の減少
*アルカリシリカ反応:コンクリート中の骨材に含まれるシリカ鉱物とアルカリとの反応によりアルカリシリカゲルが生成され、アルカリシリカゲルが吸水し膨張することで発生。コンクリートのひび割れの要因となる。
*ワーカビリティー:コンクリートの軟度を示す言葉。型枠などにコンクリートを打ち込む際の作業の容易さを表す
【中小企業版SBT認定の取得】
ハヤシユナイテッドグループは、2023年7月20日に、当グループが設定した温室効果ガスの削減目標が、国際的イニシアティブであるSBTi(Science Based Targets initiative)より、科学的根拠に基づいた目標として「中小企業版SBT(Science Based Targets)」の認定を取得しました。
※SBT=パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した、5年~15年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のこと。
当グループは、産業革命以降の気温上昇を1.5℃に抑えるために、2022年のデータを基準とし、2030年までに温室効果ガス排出量を42%削減することを目標としています。
申請時のScope1.2の排出量は下記のとおりです。
SBT公式サイトはこちら(英語版)
https://sciencebasedtargets.org/how-it-works